システム思考
Systems Thinking
システム原型 03
うまくいかない解決策
STORY
意図せざる結果:
応急処置が長期的にもたらすマイナスの結果挙動(パターン)
構造
問題の症状やプレッシャーに対して、応急処置や短期対策でしのぎます。その対策の効果は短期には生じるものの、中期的には意図せざる結果がその効果を相殺あるいはかえって悪化させます。再び問題症状が現れると、過去短期的に成功した経験があるので再び応急処置や短期対策でその場をしのぎます。長期的には意図せざる結果が問題症状を作り続け、応急処置がますます意図せざる結果を強めていく悪循環に陥ります。
この原型は、「うまくいかない応急処置」とも呼ばれます。書籍や関連記事では、期限遅れでの長時間労働や販売悪化での値下げ策への依存など数多くの事例を紹介しています。
あなたの周りにもこのような状況はないでしょうか?
あなたなら、このような状況に陥った場合どうしますか?
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