システム思考 セミナー
「システム思考トレーニング」2日間集中コース
日時 | 会場 | 受付 | 申し込み |
---|---|---|---|
2025年 5月15日(木)ー16日(金) |
東京都内会場(水道橋駅周辺) | 募集中 | 申し込みページ |
2025年 8月18日(月)ー19日(火) |
大阪市内会場(本町駅周辺) | 募集中 | 申し込みページ |
「複雑な問題構造のツボを見抜く力をつけたい」
「望ましい変化を効果的に創り出したい」
「組織での知識共有を飛躍的に高めたい」
「グローバルな場面で、活躍したい」
こうした要望をもつ方にお勧めするのが「システム思考」です。
大局観・広い視野・新しい視点を提供する「システム思考」
システム思考は、グループや組織、社会などでのできごとをシステムの視点で捉え、その全体像とつながりに着目する新しいものの見方を提供する思考方法です。さまざまな複雑な変化がどのように生じるかを理解し、望ましい変化を起こすための手がかりを与え、また、組織の共通言語として目的や複雑な状況認識の共有を促すコミュニケーションに役立ちます。
目の前の問題への対処や自社視点ばかりで
動く企業は 持続可能性 を損なう
日々変化するビジネス環境の中で、「学習」が新たな競争力の源泉として注目されています。デュポン、フォード、ボーイングなどの欧米の企業では、目の前に迫り来る問題に対処したり、もっぱら自社視点ばかりで意思決定をしていたのでは、今日の複雑で不確実な時代において持続可能性を損なうという危機感を強めています。先見をもつ組織では、経営層から現場レベルまで幅広くシステム思考をトレーニング プログラムに取り入れ、活用することで、さまざまな衝撃に復元力をもち、時代の変化に適応していく「学習する組織」づくりに役立てています。こうした企業では、知識資本、人的資本、社会関係資本などの無形の価値を高め、同時に財務パフォーマンスの改善するなどの大きな成果を挙げています。
経営層から現場レベルまで、個人から社会まで、
幅広く応用できる思考法
システム思考は、開発、生産から営業まで、長期戦略から日々の業務、ひいては職場だけでなく家庭や地域コミュニティ、人生そのものまで幅広く応用いただけます。また、組織で導入したいという、経営者や人事担当者の方にも好評をいただいています。


システム思考トレーニング2日間集中コースは、システム思考の基本的な考え方とツールを習得し、「使いこなす」ための基盤を築くコースです。2日間連続の受講をお勧めしますが、ご都合に合わせてそれぞれ1日のみのご受講も可能です。※
1日目(基礎編)は、「経営戦略演習」を体験し、その体感を通じて、システム思考の基本的な考え方、ツール(ループ図等)を習得します。
2日目(実践編)は、システム思考のプロセスに従い、自身あるいは自組織の課題についてじっくり考えます。自身の書いた時系列変化パターングラフやループ図について、講師や他の参加者との対話をもとに理解を深めます。ループ図をもとに行う、参加者同士での意見交換では、新たな視点やアプローチを発見するプロセスを体験します。
実践編A・Bの共通点と相違点
実践編A |
実践編B |
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共通点 |
・システム思考の実践をイメージしやすい事例を紹介します ・ループ図ノックによって、基本ツールである時系列変化パターングラフとループ図の描き方を訓練します ・システム思考のプロセスに沿って、自身・自組織・自地域の課題にシステム思考を適用し、課題の構造や課題解決の方法を探求することによって、システム思考を実務的に進める体験をします |
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相違点1 導入 |
全員で体感をつかった理解を促す学習ゲームで導入します |
システム思考を適応して変化をつくりだした実事例を具体的に紹介します |
相違点2 ループ図を描く |
ストック&フローの構造を紹介します |
2種類のダイナミック仮説からフィードバックを探究する方法を紹介します |
相違点3 働きかけ |
ドネラ・メドウズの「レバレッジポイントを見つける12の場所」の枠組みを活用して、探求します |
ディヴィッド・ストローの4つのアプローチを紹介します |
上記のとおり、現在、実践編はA、Bと分けて実施しておりますが、システム思考のさまざまな学びのニーズにお応えするために『システム原型入門道場』『システム思考家「実践道場」』を加えてラインナップを増やしたことに依り、2025年7月より実践編プログラムは一本化いたします。内容については、募集ページをご確認ください。


コース概要
目的・意図
- (基礎編)
望ましい変化を創り出す力を身につける -
(実践編)
システム思考のプロセスを理解する
システム思考のより上級の概念やツールを知る
自分自身の課題にシステム思考を適用し、本質的な解決策を探る
プロセスの特徴
- グループ演習、経営戦略演習などを通じて、頭と体で実感しながら学習する
- 全員で「学習システム」を創りだす
- 時系列変化パターングラフとループ図を共有し、メンタル・モデルを広げ、深める
- 各自で自らの関わる課題に関してシステム思考のプロセスで検討する
- 互いの事例から学びあう

期待される効果
-
基礎編では、望ましい変化を創り出すために
・新しいものの見方が身につく~広い視野で、長期的、複眼的、戦略的なものの見方
・複雑な問題の「要素のつながりの構造」を診断できるようになる
・効果的な解決策、戦略を策定できるようになる
・組織内外でのコミュニケーションを推進できるようになる -
実践編ではさらに次のような効果を期待できます。
・課題に関するシステム構造的な理解が深められる
・新たな視点からの働きかけ/アプローチを考えられる
・時系列変化パターングラフとループ図をより実践的に使いこなせる
プログラム
1日目(基礎編)
- はじめに
- システムを体感するための経営戦略演習
- 経営戦略演習振り返り
- システム思考とツールの紹介
-時系列変化パターングラフ
-ループ図 - レバレッジのある働きかけを探る

2日目(実践編)
- 導入
- ループ図ノック(ループ図を描く演習)
- システム思考プロセスの実践
1)課題を設定する
2)時系列変化パターングラフを描く
3)ループ図を描く
4)働きかけを探る/レバレッジ・ポイント - 発表・討論
- まとめ・質疑応答
(セミナーの効果を高めるために一部変更する場合もありますのでご了承ください)
講師

吉沢 昇司
チェンジ・エージェント上級講師

江口 潤
チェンジ・エージェント講師

北見 幸子
チェンジ・エージェント講師

小田 理一郎
チェンジ・エージェント 代表
上級講師
兒玉 義徳
チェンジ・エージェント講師補佐
板橋 惟蕗
チェンジ・エージェント講師補佐
※ 実施日によって講師の組み合わせは変わります。
※ 講師のプロフィール一覧ページへ
受講対象
このような方におすすめです
- 自分や組織の課題について変化を創り出したい方
- 企業などのリーダー・マネジャー・幹部の方
- システム思考を組織で導入したい経営者、人事・人材開発担当の方
- システム思考をはじめて学ぶ方、システム思考の基本を体得したい方
- システム思考の書籍を読まれて、理解を深めたい方
- 現場の問題解決や変革に関わる企業の方、教員の方、NPO職員の方
募集人数
20~24人
実施形態・時間
集合研修の場合
・1日目: 9:30-18:00
・2日目: 9:30-17:30
オンラインの場合
・1日目: 9:30-18:00 (オープンアワー18:20まで※)
・2日目: 9:30-17:30 (オープンアワー17:50まで※)
※オープンアワーはセミナー終了後、講師への質問や他の参加者との意見交換・雑談のためにお使いいただける時間です。
日時 | 会場 | 受付 | 申し込み |
---|---|---|---|
2025年 5月15日(木)ー16日(金) |
東京都内会場(水道橋駅周辺) | 募集中 | 申し込みページ |
2025年 8月18日(月)ー19日(火) |
大阪市内会場(本町駅周辺) | 募集中 | 申し込みページ |
参加者の声
※前回までの集合型セミナーの感想を一部抜粋してご紹介します。
「複雑な問題点を解決する方法を、システム思考という考え方で教えて頂けて、理解がしやすかった。」 「システム思考を学ぶことで思考のクセや意思決定のクセを知ることができると思った。」 「はじめにワークショップをやり体感することで、問題事象を具体的に感じることができた。やはり本を読むより、ワークショップの方が理解度が上がる。」 「午前中のケースについて、ループ図を作成することでとるべき戦略を導き出すプロセスを理解することができた。」 「ケースをもちいてトレーニングすることで、システムループを書いて深く理解することができた。」 「最後にグループで相談しながら、ループ図を実践させることができて良かったです。実務レベルの説明を要所要所できくことができて良かった。」 「ループ図等ツールの使い方を体験として学べたのが良かったです。数値や頭の中で考えていることを図化することにより、目標達成へのアプローチを見つけられるのはよい。」 「普段無意識で考えていることを理論的に学ぶ事ができたのが良かった。また不足している知識を補完できたと思う。」 「問題の構造を明確にするループ 図 は、物事を分かりやすくする解決手法(思考)として、大変役に立ったと思う。このループ図作成については、個人ではやはり限界があるため、関係者(多数) で、できる限りの情報を列挙していく必要があると思うので、実施してみる時は、そのように進めたいと思う。」 「実際に考えているテーマをループ図にするプロセスでいろいろと気づきがありました。」 「自分の目標、課題について、実際にループ図を描き、現状を把握することができて良かった。また、ループ図を描く前に考えていた解決策では本質的な解決にはならないなど、ループ図をみながら考えることができて良い体験となった。」 「自分でループ図を使って、業務改善を行っていく自信がつきました。ループ図を書く上でのコツがつかめたような気がします。ループ図の効用(・・思考の見える化・深化)を実感できました。」 「実践編ということで、課題の設定が大事だと思っておりました。恥も外聞もなく、リアルな課題で取り組んだことで、実りの多い実習ができたように思います。」 「自分の書いたループ図について、不明な点を直接教えてもらうことができ、理解が深まった。」 「明日からすぐにでも仕事で使えるようなアイデアをたくさんいただきました。」