• 【チェンジ・エージェント】SSIR-Jの伝説のアーティクル(4)あなたのエンドゲームは何か?:「本当に目指したい姿」を見出す
2024/11/07 14:23

チェンジ・エージェント メールマガジン

Change Agent Mail Magazine

「システム思考」「学習する組織」「持続可能な経営」の情報マガジン

【チェンジ・エージェント】SSIR-Jの伝説のアーティクル(4)あなたのエンドゲームは何か?:「本当に目指したい姿」を見出す

◆◇◆ 目次 ◆◇◆

  • 【1】SSIR-Jの伝説のアーティクル(4)あなたのエンドゲームは何か?:「本当に目指したい姿」を見出す
  • 【2】講師見習いによるシステム思考講演無料キャンペーン(医療・介護編)
  • 【3】社会変革セミナー「社会的インパクトを測定する:アウトカムと指標」
  • 【4】システム原型 入門道場 (オンライン)
  • 【5】その他現在募集中のセミナー

はじめに

2024年11月7日

すっかり秋が深まるこの頃、みなさまお元気にお過ごしでしょうか?

さて、今号のメルマガの最初の記事は、スタンフォード・ソーシャルイノベーションレビュー・ジャパン(SSIR-J)の伝説のアーティクルの第4弾、「あなたのエンドゲームは何か:「本当の望ましい姿」を見出す」の紹介です。私自身、非営利団体の事務局長的な立場を十余年に渡り続けながら、ミッションの達成を以て事業の完遂・清算を行う経験をしました。合流当初はおぼろげならの感覚ではあったものの、社会課題解決への支援を行う過程において、どのようなエンドゲームを迎えるかは翻っても戦略上とても重要なテーマであったと実感しております。本記事は、非営利団体役員や主要メンバーが考えるべき戦略上の重要課題である団体の存在理由やその終わり方についての熟考を促すお勧めの記事です。

また、チェンジ・エージェントの見習い講師によるシステム思考講演無料キャンペーンのご案内です。理学療法士から転身した講師見習いの板橋唯蕗さんによる無料講演を企画したい方は、詳細をお読みの上是非ご応募ください。

他に、現在応募中のセミナーの中からフィーチャーするのは、社会変革セミナー「社会的インパクトを測定する」、そしてシステム思考を継続的に実践したい方向けの「システム原型入門セミナー」です。その他、定番セミナーも引き続き募集中です。

20年目を迎えるチェンジ・エージェント社が、今年新たに開催したのが、「システム思考実践発表会」です。今回は5組の応募を得て、各組とも組織課題、社会課題に対するシステム的洞察や、俯瞰・内省を踏まえたシステムへの働きかけを披露してくださいました。第1回実践発表会でのグランプリは、大阪で飲食業を営む岡田哲生さんが受賞しました。個別課題4題のシステム分析をさらに高い視座から俯瞰して抽出したシステム構造に対して、経営的な視点から根本・本質へ切り込む介入とその組織内の展開は、審査員及び参加者投票の双方から高い評価を得ました。また、惜しくもグランプリを逃したものの準グランプリに輝いたのは、安全自動車の苣木敏彦さんでした。安全自動車社の企業研修で5人グループで取り組んだ課題でしたが、5つの部署の生産性課題を俯瞰して、それらに共通する課題を現場、管理者、人事、経営、外部ステークホルダーたちなどサブシステム間の相互作用をわかりやすく伝える問題構造分析、そしてサブシステム間の連結を含めた現場と経営視点の双方からの働きかけは審査員及び参加者の双方から高い賞賛を得ました。 ほかエントリーした3組も、それぞれ賞賛に値する高い出来映えでした。今後も、実践者の切磋琢磨と相互の学び合いの場として継続して実践発表会を開催していきたく思う機会となりました。

秋がいよいよ深まってきましたが、学習意欲をさらに高め、みなさまがますますもって発展、成熟していくことを願います。

小田理一郎

【1】SSIR-Jの伝説のアーティクル(4)あなたのエンドゲームは何か?:「本当に目指したい姿」を見出す

エンドゲームとは、チェスや戦略ゲームにおける「ゲームの終盤戦」の局面において、残りのコマでどのような最終的な勝利を目指すのかの目標イメージに由来します。

ソーシャルセクターにおいてのエンドゲームとして、とりわけ注目されるのがインパクトのスケール化です。一方、グゲレフは過去のパターンを分析して、非営利団体が検討すべき「6つのエンドゲーム」のフレームワークを開発し、記事で紹介しています。「あなたの本当に目指したい姿、エンドゲームは何か?」この記事から一緒に探求してみましょう。

スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー・ジャパン(以下、SSIR-J)の第二フェーズの開始にあたって「伝説のアーティクル」と命名された人気の論文記事を順次紹介しています。今回紹介するのは、「あなたのエンドゲームは何か?:「本当に目指したい姿」を見出す」です。執筆は、グローバル・デベロップメント・インキュベーター(GDI)の役員のアリス・グゲレフと創設者アンドリュー・スターンです。

▼つづきはこちら
https://www.change-agent.jp/news/archives/001964.html

【2】講師見習いによるシステム思考講演無料キャンペーン(医療・介護編)

チェンジ・エージェント講師見習いが、無料でシステム思考の講演に伺います。

理学療法士として介護現場での経験を経て、システム思考の可能性を見出し、システム思考講師への転身を目指した講師見習いが板橋唯蕗さんです。介護の現場に過ごす中でシステム思考に出会い、実践にその洞察を活かしてきました。その板橋さんが、講師としては未熟ながらも2年間にわたる修行の成果を精一杯講演で伝えます。

本キャンペーンへの応募をご希望の方は、リンク先より詳細をお読みの上是非ご応募ください。

▼詳細はこちら
https://www.change-agent.jp/news/archives/001965.html

【3】社会変革セミナー「社会的インパクトを測定する:アウトカムと指標」

社会的インパクトとはなにか?なぜどのように測定するのか?

日本を始め、世界各国で採択された「2030年持続可能な開発目標(SDGs)」や、新たな投資スタンダードとしてのESG、エシカルな消費行動など従来のCSRを超えた活動に企業が取り組み、そして非営利組織や社会起業家たちが社会課題に対して事業を通じて解決を図る動きが世界中で加速しています。 自分たちの取り組みがどのような社会的な価値を生み出したのか、社会的インパクトを測り、証明することは、資金提供者や投資家にとって重要であるだけでなく、志を同じくし活動するメンバー、関係者にとっての指針となります。 自組織の生み出している社会的価値を測ることは、組織内外へのコミュニケーション・説明責任や社員・メンバーの動機付けにとても重要です。

「測れないものはマネジメントできない」

この格言のとおり、ビジネスでは顧客満足、売上・利益、生産性などのモノサシで事業の成功を測りますが、貧困や環境を含めた社会課題では新しいモノサシが必要です。有効なモノサシがなければ投下リソースに対する成否の確認や改善もままなりません。

国際的に定評のある測定手法を実践的にまなぶ2日間!

社会的インパクトとは何で、その測定・評価がなぜ重要になってきているのか? どのような方法があるのか?それぞれのメリットデメリットとは? 自分たちのプロジェクトに適切なタイプ・レベルの評価とはどのようなものか? 本コースでは、社会的インパクトの測定のための方法論と原則、実践のための各ステップを豊富な事例とともに丁寧に解説します。 さまざまな方法論とそれらの背後にある原理原則を理解し、演習を通じて重要なポイントを体験することで、社会的インパクト測定の実用的な手ほどきとなります。特に、インパクト測定の根本的な考え方や、真に役に立つ社会的インパクト測定のための共創プロセスやスキルを重視して解説します。 2日間のセミナーを通して、自社を取り巻くステークホルダーにとって本当に大事なことを測ることができると自信を持てるようになることを目指します。

▼2024年12月5日−6日(都内会場・集合研修)
詳細・お申込み
https://www.change-agent.jp/events/001941.html

▼ショートムービー(1分半)
https://www.change-agent.jp/events/001941.html#movie

【4】システム原型入門道場(オンライン)

「対症療法や受け身の事後対策...」
「場当たり的な反応...」
システム思考を知らない関係者とも、共にシステム思考をより実践に活かすにはどのようにすればよいのでしょうか?
そこで開発されたものが「システム原型」です。
本コースはシステム原型を「使いこなす」ための5回連続のプログラムです。

システム原型とは、さまざまな分野で共通してよく見られる問題の構造の基本パターンです。卓越したシステム思考家として知られる故ドネラ・メドウズ氏は、システム的な洞察にしばしば共通で見られるストーリー、パターン、構造をまとめた「システム原型」を発案しました。システム原型は、システム思考を学んでいない市民や社員、政治家や経営者であっても、わかりやすくシステムの洞察を伝え、システム的な会話や対話を展開するための基盤となります。

「学習する組織」の概念を提唱したピーター・センゲ氏は、このシステム原型を主軸に、ビジネスの現場で実用をした体験を主要コンテンツの一つとして『学習する組織―システム思考で未来を創造する』を著し、ベストセラーとなってシステム思考をビジネスや社会起業家などの実践者たちに広げました。

システム原型を「使いこなす」ためのオンラインで5回連続のプログラムとなります。各回の間には課題への取り組み、セミナー当日は自身あるいは他の参加者の課題状況について議論することで学びを深めます。ぜひご活用ください! -----
01 私たちの問題解決はどのように裏目に出るのか?
1月21日(火) 19:00-21:30
02 私たちの目指す成長はどのように潰えるのか?
2月4日(火) 19:00-21:30
03 私たちの目標達成はどのように失敗するのか?
2月18日(火) 19:00-21:30
04 多様な利害関係者の間でどのようなダイナミクスが働くのか?
3月4日(火) 19:00-21:30
05 システム原型まとめ:いかにして複雑なシステムを見立てるか?
3月18日(火) 19:00-21:30
-----
▼詳細・お申し込み
https://www.change-agent.jp/events/001953.html

【5】その他現在募集中のセミナー

※日程により実施形態、内容が異なります。(オンライン形式または、都内実地集合形式)詳細はリンク先に記載の各日程の募集ページよりご確認ください。

▼学習する組織セミナー「学習する組織 5つのディシプリン」
2024年11月21-22日(都内会場・集合研修)

▼「システム思考トレーニング」2日間集中セミナー
2024年11月28-29日(都内会場・集合研修)

▼変革リーダーズセミナー「行動探求〜変容を導くリーダーシップ」
2025年2月20-21日(都内会場・集合研修)

発行元:有限会社チェンジ・エージェント
東京都台東区浅草橋1丁目19−10 PF浅草橋ビル 5F
Tel:03-5846-9660
https://change-agent.jp


チェンジ・エージェント メールマガジンは、転送歓迎です。
ウェブ、印刷物への掲載はご相談下さい。

ご感想やコメントなどをお寄せ下さい。可能なかぎり、今後の情報発信に活用させていただきます。E-mail:infoca(アットマーク)change-agent.jp

本メールマガジン登録、解除は、フォームよりお願いします。
またはinfoca(アットマーク)change-agent.jpまでご連絡ください。

チェンジ・エージェントの関わった書籍はこちら

Copyright © Change Agent Inc. All rights reserved.

 
powered byメール配信CGI acmailer