システム思考
Systems Thinking
環境編
化学産業の発展と環境汚染(1)
■事例説明
1980年代、米国の環境保護庁が頭を悩ませていた問題がありました。産業界(特に化学産業)による有害化学物質が大気中や水系に排出され、環境を汚染してしまっていたのです。
化学物質の利用やその原因となる企業活動も増加傾向にありました。企業は、企業活動を増やすことで利益を上げ、またその利益をさらに投資して設備を増やしました。それによってますます企業活動を増やすことができたのです。
しかし、その成長の影では、化学物質の利用が増加し、それによって地球環境への負荷が生態系の浄化能力を超えてしまって、地球環境の破壊につながっていたのです。
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