システム思考

Systems Thinking

社会編

疫病の流行

未感染者が感染すると、感染者へと変わります。つまり、「感染数」が増えると、「未感染者数」が減ると同時に、「感染者数」が増えます。

感染者が未感染者と接触することによってある確率で感染が起こります。感染者が期間当たり、一人当たりで、どれくらいの人と接触するか(「一人当たり接触頻度」)と感染者数によって、期間当たりの「接触頻度」が決まります。接触のうち、「未感染者との接触頻度」が何回かを求めるには、「総人口に占める未感染者数」の割合(「未感染者数」/「総人口」)をかけあわせれば推定できます。未感染者との接触の結果感染にいたる確率を「感染率」で表せます。

感染者数が増加すると、接触頻度が増加し、他の条件が同じとすれば、未感染者との接触頻度が増加します。そうすると、感染数が増加しますので、感染者数はますます増加します。

一方、人口が一定とした場合には、感染数が増えるに従い、未感染者の数が減少します。未感染者数が減ると、総人口に占める未感染者数の割合が減少し、その結果感染者と未感染者との接触頻度は減少します。それによって、感染数は減少します。

ループ図 見る

このモデルから、あなたはどのような政策を提案しますか?

このモデルに加えるべきほかのフィードバックは何でしょうか?

疫病の種類によって、どのような変更が加えられるでしょうか?


※このモデルでは、疫病の基本構造を説明するために、他の重要な変数やフィードバックを意図的に省いています。また、構造や用語について、疫病の種類によって異なる場合がありますが、ここでは一般的な構造として例示しています。

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