イベント&セミナー
システム思考を現場で活かすために
システム思考を身につけるために効果的なのは、自分の課題解決のために実践の継続を続けていく事です。ピーター・センゲと共にさまざまな組織へシステム思考を導入したダニエル・キムは、システム思考の習得には、初級レベル5日間、中級レベル15日間、上級レベルには30日間の訓練が必要との目安を立てています。一方で自力での学習継続は難しく、また一人での学習は自己流に偏ってしまうおそれもあります。
これまでチェンジ・エージェント社では、主催する「システム思考トレーニング」セミナーにご参加いただいた方を対象に、継続学習と技量向上のために「システム思考家実践道場」を開催しています。
実践道場とは
この「実践道場」は、システム思考を「使いこなす」ための全6回のオンライン受講プログラムです。自分自身が直面している課題をシステム思考を使って読み解き、働きかけの可能性探しを参加者同士が支援しあうことで、システム思考を使いこなせる理解力、応用力を向上させることを目指します。
全6回の講義とアクション・ラーニングの終了後、実践道場発表会において実践道場を通じて探求した事例を発表します。それぞれの事例について学ぶことで、さらにシステム思考の実践イメージや応用分野を広げます。
人生、組織、社会において望ましい変化を創り出すために、システム思考のスキルと在り方を探求したい方、是非ご一緒に研鑽を重ねませんか?
システム思考力を高めるための6つのテーマ
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システム思考を実践していくためには重要な概念とツールを取り上げます。
- テーマ 1 : 時系列変化パターングラフ
- テーマ 2 : ストック&フロー
- テーマ 3 : ループ図のチェックポイント
- テーマ 4 : メンタルモデル
- テーマ 5 : レバレッジ・ポイント(1)
- テーマ 6 : レバレッジ・ポイント(2)
※本プログラムは「システム思考トレーニング 実践編」をご受講いただいた方、またはそれに準ずるチェンジ・エージェント社研修を受講された方が対象です。
コース概要
目的・特徴
- システム思考を現実の課題に適応することで、システム思考を活用する能力を向上させる
学習プロセスの特徴
- ご自身の課題について演習を段階的に進める
- 毎回のセッション冒頭で学習テーマの理解を深め、その後少人数グループに分かれてシステム思考の稽古を行う
- セッションの最後に、講師コメントと質疑応答を行う
6回の稽古の集大成として、実践事例の発表会を開催します。優秀事例については、参加者投票と審査員の審査で選定し表彰します。
期待される効果
- システム思考のプロセスを習得する上でより上級の概念、手法などを学び、実践応用することで、システム思考の適用力を高め、実践経験を積む
- 参加者がそれぞれ自分自身の課題を元に作成したループ図を持ち寄り、相互アドバイス、フィードバックを行うことを通じて、持ち寄った課題への洞察を深める
対象者
- チェンジ・エージェント社主催のシステム思考トレーニング(基礎編・実践編)に7年以内にご参加頂いた方
- 上記と同じ内容のチェンジ・エージェント社提供企業向け研修(2日間以上)受講者の方も対象となります
※受講から3年以上経過している方、受講したコースが定かではない方はお問い合わせください。
プログラム
実践道場テーマ(全6回)
- 第1回 テーマ 1 : 時系列変化パターングラフ
- 第2回 テーマ 2 : ストック&フロー
- 第3回 テーマ3:ループ図のチェックポイント
- 第4回 テーマ 4 : メンタルモデル
- 第5回 テーマ 5 : レバレッジ・ポイント(1)
- 第6回 テーマ 6 : レバレッジ・ポイント(2)
実践道場の進行(各回2.5時間)
- チェックイン
- テーマに関する講義・質疑応答
- チーム学習セッション
- 振り返り
- チェックアウト
※オープンルーム(任意参加、終了後15分ほど)
実践発表会の流れ(半日間)
- 開会挨拶
- 分科会発表会
- 選抜者全体発表会
- 講評・表彰
- 閉会挨拶
講師
小田 理一郎(チェンジ・エージェント 上級講師/代表取締役)
オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン理事長、グローバルSoL理事などを務め、システム思考、ダイアログ、「学習する組織」の普及推進を図っている。東京科学大学の社会人向けMOTプログラム非常勤講師、大学院大学至善館MBAプログラム特任教授。著書に『「学習する組織」入門』『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』など、訳書にピーター・M・センゲ著『学習する組織――システム思考で未来を創造する』、ジョン・D・スターマン著『システム思考――複雑な問題の解決技法』(東洋経済新報社)、ディビッド・ピーター・ストロー著『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』、ビル・トルバート著『行動探求――個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ』、アダム・カヘン著『共に変容するファシリテーション』『社会変革のシナリオ・プランニング』など多数。
北見 幸子(チェンジ・エージェント 講師/事業部長)
大学卒業後、人材開発コンサルティング会社に18年間勤務。法人営業・コンサルティング、インストラクター、プロジェクトマネジメント業務など多岐に渡って顧客の人材開発支援を行う。大手損保会社、銀行を中心に、メーカーなども担当。テーマは、営業力強化、リーダーシップ・マネジメント、評価者訓練、女性活躍、理念浸透など。特に認知心理学や行動科学をベースとした対人対応スキル向上の側面からのアプローチを用いて企画を実施。その後、出版社の教育出版物の営業責任者として医薬品業界全体へのアプローチを行う。後に、事業会社での人材開発責任者として自組織の人材育成に携わり、一人ひとりの成長と組織としての成長が不可分であることを痛感。「学習する組織」の考え方に感銘を受ける。コンサルティングファームで講師を経て、2018年よりチェンジ・エージェントに参画。米国システムダイナミクス学会 Summer School Intermediate track 2021年 修了。
募集要項
日時
全回19:00-21:30(オンライン)
- 第1回:7/28(月)
- 第2回:8/18(月)
- 第3回:9/8(月)
- 第4回:10/6(月)
- 第5回:10/27(月)
- 第6回:11/17(月)
※全6回参加をお願いします。やむを得ず欠席される場合は事後動画を共有いたします
※終了後、講師への質問や他の参加者との意見交換・雑談のために15分程度のオープンルームの時間を設けます。
実践発表会
- 11/30(日) 13:00-17:30 (オンライン)
場所
オンライン(Zoom)
*ご受講においては、以下のインターネット接続する環境、機材のご準備をお願いいたします。
- 動画カメラ、マイクを装備したパソコン及びヘッドホン/イヤホン
*学びの設計上、タブレットや携帯端末のみのご受講はお控えください。
なお、受講環境にご相談がある場合は事前にお問いあわせください。 - ブロードバンド回線によるインターネット接続(目安:実質で上り/下り1.5Mbps以上)
- できるだけ雑踏や周囲の会話の少ない静かな環境
料金
- 新規参加: 全6回+実践発表会 132,000円(税込)
- リピーター参加割引: 全6回+実践発表会 66,000円(税込)
※いずれも実践発表会の参加費を含みます
※「NPO職員の方」・「小中高教員の方」(フルタイム職員の方にかぎります)は参加費の30%割引制度がございます。割引きには事前審査がございます。NPO割引は特定非営利活動法人またはそれに準ずる方が対象となります。ご利用に際しては、必要書類をご案内しますので、お申し込みフォームの入力をお願いいたします。
※割引きの併用不可
お申込み
以下のフォームに必要事項をご記入の上、お申込みください。
ご入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、受講票と詳しいご案内を電子メールでお送りいたします。(※フォームからの送信ができない場合は、大変お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の申し込み票の項目をご記入いただき電子メールでお送りください。)
※受付確認後、振り込み口座をお知らせいたします。入金確認を持ちまして正式な受付となります
※領収書が必要な場合は備考欄にお書き添えの上、ご相談ください。
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますので、ご一報いただけますようお願い申し上げます。