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**終了いたしました**チェンジ・エージェント・アカデミー第14期 「社会課題解決のためのシステム思考」
本コースはお陰様をもちまして終了いたしました。今後の予定はこちらからご覧ください。
社会課題解決実践ゼミと並行して、「社会変革」の基礎となる理論を習得する
チェンジ・エージェント社は、設立以来17年にわたって社会や組織に望ましい変化を創り出したいという意思をもつ変化の担い手たちを応援しております。
チェンジ・エージェント・アカデミーのプログラムでは、チェンジ・エージェント社の提供するシステム思考セミナーや「社会変革」シリーズなどの定番セミナーで基礎となる理論を習得し、ゼミナール形式の6回の夜間セッションを通じて、実践的、且つ、継続的にチームで学びます。ゼミナールにおいては、現実の社会課題を設定し、構造的に課題の理解を進め、どのように望ましい変化を創り出すかを導き出す、「社会課題解決のためのシステム思考」の方法論を基軸に進めていきます。
近年、ESG投資、社会的インパクトの創出、「持続可能な開発目標2030(SDGs)」に向けた動きなどを受けて、行政、企業、非営利組織、アカデミックがセクターを横断しながら、社会課題に取り組む機運が高まっています。セクターをまたがるプレイヤーたちが協働のパートナーを見出し、時間、リソースを引き出すことも、効果的な策を講じ、持続可能な成果を出し続けることも容易なことではありません。
しかしながら、社会的インパクト創出の実績ある取り組みにおいては、さまざまなプロセス設計や方法論を実践応用して成果を挙げています。こうした方法論を学びながら、従来の自己主導型リーダーシップを超えた、自己変容と相互変容を導くリーダーシップを培うことが求められています。その鍵を握るのが、システム思考であると言えるでしょう。
システム思考においては、さまざまな個人、組織、社会の営みを単なる要素の集合体として見るのではなく、どのようなつながりがパターンを創り出しているのかを見定め、システムの根底にある人々のニーズ、欲求、目標、前提などのさまざまなつながりやバランスを理解します。なぜ人の集団はそのように振る舞うのかを構造的及び認知行動的に理解して、どのような仕組みや介入が、そうしたつながりのシステムそのものを改善するのかを希求します。
社会課題への単独あるいはセクター横断での取り組む、取り組もうとする企業の方、行政の方、NPO・NGOの方、このセクター横断の学習の場で一緒に学びませんか?
社会課題解決のためのシステム思考 集中プログラム
≪第一部≫システム思考及び社会課題解決に必要となる方法論を理解するために、以下のオープンセミナーを受講します。
- 「システム思考トレーニング」
- 「社会的インパクトを測る」
- 「変化の理論~なぜ、どのように変化するのか」
≪第二部≫システム思考を基盤に、現実の社会課題を設定し、システム思考のプロセスに従い、観察・分析を進め、構造・仕組みそのものを変容するための変化の理論とプロトタイプを見出します。
- 導入/課題を設定する
- 参照パターンを築き、構造の仮説を立てる
- 課題を構造化したループ図を描く
- 利害関係者のメンタルモデルを探求し、レバレッジポイントを探る
- 新しい選択と変化の理論、プロトタイプを築く
- 発表、討論と振り返り
本アカデミーは、社会課題に関心のある社会人全般にご参加いただけます。チェンジ・エージェント社のコースは、企業、NGO、行政、アカデミアなどさまざまなセクターから受講頂くのが特徴であり、組織内の研修には見られない多様なメンバーによる協働作業が可能になります。また、プログラムは、現実の社会課題解決のために設計されたプロセスを基盤に進めますので、実際に自組織や自地域での実践を念頭に、実践的に学べることも特徴です。
※課題設定
社会課題は、参加者の経験や希望を踏まえて設定します。チェンジ・エージェント社及び講師が過去関わってきた国内外の社会課題には以下のようなものがあります。
・食料・水・エネルギーの課題
・環境問題(気候変動、生物多様性、資源、化学物質など)
・農業・漁業・林業の課題
・栄養、健康、医療の課題
・サプライチェーンにおける人権課題(労働者、ジェンダー、児童、人種など)
・教育課題(初等・中等・高等から成人まで)
・職場環境、働き方、能力開発、キャリアに関する課題
・都市と農村、途上国開発、地域活性化、人口移動、移民、難民などの課題
この機会に、是非ご参加を検討ください。下記の詳細をご覧になった上で、不明点などありましたらチェンジ・エージェント社(seminar@change-agent.jp)までお問い合わせください。
お申し込みは、本ウェブページの「お申し込み」ボタンを押して、申込み用フォームに必要事項記入の上ご発信ください。
コース概要
日程・プログラム
[第一部]システム思考・社会変革関連のオープンセミナー受講
A~Cの3コース受講(Aを含む2コース以上の受講が必要です、受講コース数に関わらず金額は変わりません)※Aのシステム思考トレーニングコースは必須受講となります。
A. システム思考セミナー「システム思考トレーニング」2日間集中コース(基礎/実践)
複雑性・全体性を理解する「システム思考」についてより実践的に学びます
11月1-11月2日(火-水)両日 9:30-17:30 (ZOOM)
*他開催予定:10月12-13日、12月20-21日、2月17-18日
B.社会変革シリーズ「変化の理論~なぜ、どのように変化が起こるのか」
利害関係が複雑に絡み合う社会問題において、自組織の提供するプログラムが創り出す社会価値の「変化の理論(TOC)」を考えるための方法論を学びます
12月13-14日(火-水)両日9:30-17:30 (ZOOM)
*下期1回のみ開催
C.社会変革シリーズ「社会的インパクトを測る」
測定や算出の難しい「社会に創り出した価値(社会的インパクト)」を測るために、世界で定評のある英国NEFコンサルティング社の算出・評価手法を学びます
2023年2月21-22日(火₋水)両日9:30-17:30 (ZOOM)
*下期1回のみ開催
※過去に弊社の該当セミナーを受講している方は、再受講の必要はありません。再受講しない場合、割引価格での受講が可能です。ページ下部の価格をご確認ください。
※【第一部】のB、Cセミナー日程でご都合がつかないセミナーがある場合には、別セミナーへのご参加をご案内いたしますのでご相談ください。
(▼候補セミナー)
・学習する組織セミナー「学習する組織5つのディシプリン」
・変革リーダーズセミナー「行動探求~変容を導くリーダーシップ」
※Aのシステム思考トレーニング2日間集中コースは参加必須コースになります。
[第二部]社会課題解決実践ゼミ(原則全回参加)
ゼミに参加し、課題ごとのグループを構成して、システム思考のプロセスを現実の社会課題解決に適用します(全6回/夜間)
11月10日(木)19:00-21:30(ZOOM)
第1回 導入/課題を設定する
ゼミのメンバーの自己紹介に始まり、各自の関心を確認しながら、ゼミで取り組む社会課題を設定します。
(第2回に向けての宿題:課題に関する情報収集)
12月1日(木)19:00-21:30(ZOOM)
第2回 参照パターンを築き、構造の仮説を立てる
情報収集の結果を持ち寄りながら、課題に関する活動レベル、アウトプット、アウトカムについての傾向をグラフにして、今まで・なりゆきの傾向の参照パターンを設定します。また、重要な利害関係者を特定し、システム原型を活用しながら構造の仮説を組み立てます。
(第3回に向けての宿題:利害関係者への構造インタビュー)
12月22日(木)19:00-21:30(ZOOM)
第3回 課題を構造化したループ図を描く
利害関係者へのインタビュー、他の情報収集から、なぜ参照パターンが起きているのかを構造的に理解するループ図を作成します。ループ図には現在のシステムの状況や、関係者の認識、行動、作用などを含めます。
(第4回に向けての宿題:利害関係者の感じること、考えること、葛藤を聞き取る)
1月26日(木)19:00-21:30(ZOOM)
第4回 レバレッジポイントを探る
利害関係者の感じること、考えること、葛藤などを共感的に聞き取ることによって、関係者のメンタルモデルや適応課題を見出します。レバレッジポイントを探し出すと共に、関係者や潜在的な協働パートナーへのアプローチを探求します。
(第5回に向けての宿題:利害関係者にとっての選択肢をまとめる)
2月16日(木)19:00-21:30(ZOOM)
第5回 新しい選択と変化の理論、プロトタイプを築く
利害関係者のもつ選択を明らかにすると共に、協働への参画・協力を得ることでどのような変化を築くことが可能であるかについての「変化の理論」をまとめます。また、変化の理論の実現の第一歩となるプロトタイプをデザインします。
(第6回に向けての宿題:プロトタイプについて試し、成果をまとめる)
3月16日(木)19:00-21:30(ZOOM)
第6回 発表、討論と振り返り
最終回では、プロトタイプの成果あるいは学習をまとめると共に、社会課題解決の一連のワークの成果をとりまとめて発表し、全体で討論します。最後に、一連のシステム思考のプロセスを振り返り、実践への応用を図ります
※ 社会課題解決実践ゼミでは、教科書としてディヴィッド・ストロー著『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』を活用します。
※ 情報収集の一環として、現場観察、インタビュー、勉強会など任意参加のセッションを追加する場合があります。
原則すべての回のご参加をお願いしておりますが、社会課題解決実践ゼミについては、当日やむを得ず欠席となる場合、お休みした回について収録した講義部分の動画と当日資料を配信します。 なお、講義動画はあくまで補助的なものでございます。実践的なワークの時間が多くなりますので、動画のみの御受講は承っておりませんので、恐れ入りますが了承ください。 |
講師・ファシリテーター
小田理一郎
(有限会社チェンジ・エージェント代表取締役)
オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン理事長、グローバルSoL理事などを務め、システム思考、ダイアログ、「学習する組織」の普及推進を図っている。共著書にシステム思考の入門書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』など、共訳書にピーター・M・センゲ著『学習する組織――システム思考で未来を創造する』(英治出版)、ジョン・D・スターマン著『システム思考――複雑な問題の解決技法』(東洋経済新報社)、監訳書にビル・トルバート著『行動探求――個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ』、アダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング――対立を乗り越え、ともに難題を解決する』『敵とのコラボレーション』ディヴィッド・ピーター・ストロー『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』(いずれも英治出版)他多数。
お勧めする受講者の方
本アカデミーは、社会課題に関心のある社会人全般にご参加いただけます。
社会的企業やNGOの運営に関わっている方、CSR、SDGs、ESG、共通価値創造、コレクティブ・インパクトなどの取り組みに関わっている方には最適です。また、そうした分野での関わりを望んでいる方にも、実践に触れながら学ぶ機会です。日程的には第一部のセミナーを過去受講分を含めて2コース以上、ゼミ4回以上参加し、ゼミの間の事前準備、グループワークなど月に数時間ほどの時間を捻出できることが望ましいでしょう。
ご自身で志願されても、あるいは、経営者・人事部の推薦でいらっしゃる方でもかまいません。また、組織からの複数名の受講も有用です。
修了証の発行
[第一部]オープンセミナー2コース以上、[第二部]社会課題実践ゼミ4回以上を受講された方には、チェンジ・エージェント社より学習する組織を導くリーダーシップ 集中プログラム」修了証をお渡しします。
主催
有限会社チェンジ・エージェント
募集要項
会場
全回 オンライン(zoom会場)
*ご受講においては、以下のURLをご一覧いただき、インターネット接続する環境、機材のご確認、準備をお願いいたします。https://www.changeagent.jp/faq/training.html#faq001348
価格
一括 253,000円(税込)
上述[1]社会課題解決実践ゼミ、および[2]学習する組織・社会変革関連のオープンセミナー受講(A.「システム思考トレーニング」を含む計3コース受講推奨・計2コース以上要受講)の一括費用となります。
- システム思考・社会変革関連のオープンセミナーの受講期限は、2023年3月末です。
- 「NPO職員の方」・「小中高教員の方」(フルタイムの方にかぎります)は参加費の30%割引制度がございます。ご希望の方は弊社基準に基づき審査をいたしますので、 お申込み時に該当欄にチェックをお願いいたします。追って審査に必要事項をご案内します。
- オンライン受講にかかり発生する各種費用については、各自でご負担ください。
- 原則、一部日程の参加が叶わない場合の割引、ご返金はございません。
- 割引の併用不可
過去2年間に弊社オープンセミナーを受講された方へ
システム思考・社会変革関連のオープンセミナーのいずれかを受講済みで、再受講を希望しない方は、当プログラムに以下の価格でお申込みいただけます。
1コース受講済み(2コース受講) 209,000円(税込)
2コース受講済み(1コース受講) 159,500円(税込)
3コース受講済み(該当コース受講済のため、実践ゼミのみ受講)99,000円(税込)
募集人数
16名
お申し込み
以下のフォームより、必要事項をご記入の上、お申込みください。領収書が必要な場合は備考欄にお書き添えください。
ご入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、【受講票】をメールでお送りいたします。
(※フォームからの送信ができない場合は、大変お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の申し込み票の項目をご記入いただきメールでお送りください。)
※受付確認後、参加費とお支払方法(振込口座)を記載した【仮受付票】をメールで送信いたします。入金確認を持ちまして正式な受付となります。
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、送受信のトラブルの可能性がありますので、お手数ですがご一報いただけますようお願い申し上げます。
※Gmail側の仕様変更により受信メールをGmailに転送されている場合等にメールが不達となる事象が多数発生しております。
問い合わせ
有限会社チェンジ・エージェント 担当 岩下
【お願い】1週間たちましてもお返事が届かない場合は、メール送受信のトラブルの可能性がございますので、ご一報いたけますようお願い申しあげます。
E-mail: seminar@change-agent.jp Tel:03-5846-9660
※現在、スタッフの時差通勤・在宅ワークを推奨しているため、平日もオフィス不在となる場合がございます。メールでのお問い合わせは順次対応させていただいておりますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
公開日:2022年7月22日