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**終了しました**チェンジ・エージェント・アカデミー第8期 「社会課題解決のためのシステム思考」

社会課題解決実践ゼミと並行して、「学習する組織」「社会変革」の基礎となる理論を習得する

チェンジ・エージェントは、設立以来15年にわたって社会や組織に望ましい変化を創り出したいという意思をもつ変化の担い手たち~チェンジ・エージェント~を応援しております。

本チェンジ・エージェント アカデミーのプログラムでは、チェンジ・エージェント社の提供する「学習する組織」シリーズ、「社会変革」シリーズなどの定番セミナーで基礎となる理論を習得し、ゼミナール的な6回の夜間セッションを通じて、実践的、且つ、継続的にチームで学ぶ構成です。2019年度下期に開催するアカデミー第8期では、現実の社会課題を設定し、利害関係者から聞き取り、構造的に理解を進め、どのように望ましい変化を創り出すかについて、「システム思考」の方法論を基軸にゼミを進めていきます。

近年、国連で採択された「持続可能な開発目標2030(SDGs)」、ESG投資、社会的インパクトの創出に向けた動きなどを受けて、行政、企業、非営利組織、アカデミックがセクターを横断しながら、社会課題に取り組む機運が高まっています。一方で、これまで単独では成果が出しきれていなかった領域であります。異なるセクターのプレイヤーたちが協働の相手を見出し、時間、リソースを引き出すことも、効果的な策を講じ、持続可能な成果を出し続けることも容易なことではありません。

国内ではしばしばリーダーシップに関心が向かいます。リーダーシップの重要性が高まると共に、海外で実績ある取り組みにおいては、多様な利害関係者による協働を引き出し持続させるための、さまざまなプロセス設計や方法論が開発され、実践応用されています。こうした方法論を学びながら、従来の自己主導型リーダーシップを超えた、自己変容と相互変容を導くリーダーシップを培うことが求められています。その鍵を握るのが、システム思考であると言えるでしょう。

システム思考においては、さまざまな個人、組織、社会の営みを単なる要素の集合体として見るのではなく、どのようなつながりがパターンを創り出しているのかを見定め、システムの根底にある人々のニーズ、欲求、目標、前提などのさまざまなつながりやバランスを理解します。なぜ人の集団はそのように振る舞うのかを構造的及び認知行動的に理解して、どのような仕組みや介入が、そうしたつながりのシステムそのものを改善するのかを希求します。

本研修は、方法論を理解するために平日2日間のオープンセミナーを複数選択する≪第一部≫と、約1か月間隔で平日夜に6回集まり、システム思考のプロセスを現実の社会課題に適用する≪第二部≫の二部構成となっています。

NEW社会課題解決のためのシステム思考 集中プログラム

≪第一部≫システム思考及び社会課題解決に必要となる方法論を理解するために、以下のオープンセミナーのうち、システム思考トレーニングを必須受講とし、他1~2コースを受講します。

  • システム思考トレーニング【必須】
  • 学習する組織5つのディシプリン【選択】
  • 行動探求~個人と組織の発達を導く【選択】
  • ソーシャル・インパクトを測る【選択】
  • 変化の理論~なぜ、どのように変化するのか【選択】

≪第二部≫システム思考を基盤に、現実の社会課題を設定し、システム思考のプロセスに従い、観察・分析を進め、構造・仕組みそのものを変容するための変化の理論とプロトタイプを見出します。

  1. 導入/課題を設定する
  2. 参照パターンを築き、構造の仮説を立てる
  3. 課題を構造化したループ図を描く
  4. 利害関係者のメンタルモデルを探求し、レバレッジポイントを探る
  5. 新しい選択と変化の理論、プロトタイプを築く
  6. 発表、討論と振り返り

本アカデミーは、社会課題に関心のある社会人全般にご参加いただけます。チェンジ・エージェント社のコースは、企業、NGO、行政、アカデミアなどさまざまなセクターから受講頂くのが特徴であり、組織内の研修には見られない多様なメンバーによる協働作業が可能になります。また、プログラムは、現実の社会課題解決のために設計されたプロセスを基盤に進めますので、実際に自組織や自地域での実践を念頭に、実践的に学べることも特徴です。

※課題設定

社会課題は、参加者の経験や希望を踏まえて設定します。チェンジ・エージェント社及び講師が過去関わってきた国内外の社会課題には以下のようなものがあります。
・食料・水・エネルギーの課題
・環境問題(気候変動、生物多様性、資源、化学物質など)
・農業・漁業・林業の課題
・栄養、健康、医療の課題
・サプライチェーンにおける人権課題(労働者、ジェンダー、児童、人種など)
・教育課題(初等・中等・高等から成人まで)
・職場環境、働き方、能力開発、キャリアに関する課題
・都市と農村、途上国開発、地域活性化、人口移動、移民、難民などの課題

この機会に、是非ご参加を検討ください。下記の詳細をご覧になった上で、不明点などありましたらチェンジ・エージェント社(seminar@change-agent.jp 担当:北見・小田)までお問い合わせください。

お申し込みは、本ウェブページの「お申し込み」ボタンを押して、申込み用フォームに必要事項記入の上ご発信ください。

チェンジ・エージェント・アカデミー第8期
「社会課題解決のためのシステム思考」

日程・プログラム

[1]学習する組織・社会変革関連のオープンセミナー受講(選択)

(A.「システム思考トレーニング」を必須受講とし、他B~Eのうち2コース、計3コース受講推奨・計2コース以上要受講)

A. 学習する組織シリーズ「システム思考トレーニング」2日間集中コース(基礎/実践)

複雑性・全体性を理解する「システム思考」についてより実践的に学びます
10月31-11月1日(木-金)両日 9:30-17:30 (JR両国駅周辺)
*他開催予定:12月2-3日(JR田町駅周辺)、2020年2月13日~14日(JR御茶ノ水駅周辺)

B.学習する組織シリーズ「学習する組織5つのディシプリン」

「学習する組織5つのディシプリン」の入門として全体を概観します
2020年3月12-13日(木-金)1日目 9:30-18:00/2日目 9:30-17:30(JR田町駅周辺)
*他開催予定:10月24-25日 (JR神田駅周辺)

C. 学習する組織シリーズ「行動探求~個と組織の発達を導くリーダーシップ」

「メンタル・モデル」と「自己マスタリー」についてより深く学び、自己と組織の
発達への取り組み方を学びます
11月20-21日(水-木)1日目 9:30-18:00/2日目9:30-17:30 (JR神田駅周辺)
*他開催予定:2020年2月27⁻28日(JR田町駅周辺)

D.社会変革シリーズ「ソーシャルインパクトを測る」

測定や算出の難しい「社会に創り出した価値(ソーシャルインパクト)」を測るために、世界で定評のある英国NEFコンサルティング社の算出・評価手法を学びます
11月6-7日(水-木)両日9:30-17:30 (JR東京駅八重洲周辺)
*下期1回のみ開催

E.社会変革シリーズ「変化の理論~なぜ、どのように変化が起こるのか」

利害関係が複雑に絡み合う社会問題において、自組織の提供するプログラムが創り出す社会価値の「変化の理論(TOC)」を考えるための方法論を学びます
2020年1月22-23日(水-木)両日9:30-17:30 (JR田町駅周辺)
*下期1回のみ開催

※過去に弊社の該当セミナーを受講している方は、再受講の必要はありません。再受講しない場合、割引価格での受講が可能です。ページ下部の価格をご確認ください。

[2]社会課題解決実践ゼミ(原則全回参加)

ゼミに参加し、課題ごとのグループを構成して、システム思考のプロセスを現実の社会課題解決に適用します(全6回/夜間)

10月23日(水)19:00-21:30(四ツ谷・市ヶ谷駅周辺)
第1回 導入/課題を設定する
ゼミのメンバーの自己紹介に始まり、各自の関心を確認しながら、ゼミで取り組む社会課題を設定します。
(第2回に向けての宿題:課題に関する情報収集)

11月20日(水)19:00-21:30(四ツ谷・市ヶ谷駅周辺)
第2回 参照パターンを築き、構造の仮説を立てる
情報収集の結果を持ち寄りながら、課題に関する活動レベル、アウトプット、アウトカムについての傾向をグラフにして、今まで・なりゆきの傾向の参照パターンを設定します。また、重要な利害関係者を特定し、システム原型を活用しながら構造の仮説を組み立てます。
(第3回に向けての宿題:利害関係者への構造インタビュー)

12月25日(水)19:00-21:30(四ツ谷・市ヶ谷駅周辺)
第3回 課題を構造化したループ図を描く
利害関係者へのインタビュー、他の情報収集から、なぜ参照パターンが起きているのかを構造的に理解するループ図を作成します。ループ図には現在のシステムの状況や、関係者の認識、行動、作用などを含めます。
(第4回に向けての宿題:利害関係者の感じること、考えること、葛藤を聞き取る)

1月29日(水)19:00-21:30(四ツ谷・市ヶ谷駅周辺)
第4回 レバレッジポイントを探る
利害関係者の感じること、考えること、葛藤などを聞き取ることによって、関係者のメンタルモデルや適応課題を見出します。レバレッジポイントを探し出すと共に、関係者や潜在的な協働パートナーへのアプローチを探求します。
(第5回に向けての宿題:利害関係者にとっての選択肢をまとめる)

2月26日(水)19:00-21:30(四ツ谷・市ヶ谷駅周辺)
第5回 新しい選択と変化の理論、プロトタイプを築く
利害関係者のもつ選択を明らかにすると共に、協働への参画・協力を得ることでどのような変化を築くことが可能であるかについての「変化の理論」をまとめます。また、変化の理論の実現の第一歩となるプロトタイプをデザインします。
(第6回に向けての宿題:プロトタイプについて試し、成果をまとめる)

3月18日(水)19:00-21:30(四ッ谷・市ヶ谷駅周辺)
第6回 発表、討論と振り返り
最終回では、プロトタイプの成果あるいは学習をまとめると共に、社会課題解決の一連のワークの成果をとりまとめて発表し、全体で討論します。最後に、一連のシステム思考のプロセスを振り返り、実践への応用を図ります

※ 社会課題解決実践ゼミでは、教科書としてディヴィッド・ストロー著『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』を活用します。
※ 情報収集の一環として、現場観察、インタビュー、勉強会など任意参加のセッションを追加する場合があります。

講師・ファシリテーター

講師
小田理一郎

(有限会社チェンジ・エージェント代表取締役)

 オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン理事長、グローバルSoL理事などを務め、システム思考、ダイアログ、「学習する組織」の普及推進を図っている。共著書にシステム思考の入門書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』など、共訳書にピーター・M・センゲ著『学習する組織――システム思考で未来を創造する』(英治出版)、ジョン・D・スターマン著『システム思考――複雑な問題の解決技法』(東洋経済新報社)、監訳書にビル・トルバート著『行動探求――個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ』、アダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング――対立を乗り越え、ともに難題を解決する』『敵とのコラボレーション』ディヴィッド・ピーター・ストロー『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』(いずれも英治出版)他多数。

ファシリテーター/水先案内人
北見 幸子(有限会社チェンジ・エージェント 講師/マネージャー)

 大学卒業後、人材開発コンサルティング会社に18年間勤務。法人営業・コンサルティング、インストラクター、プロジェクトマネジメント業務など多岐に渡って顧客の人材開発支援を行う。大手損保会社、銀行を中心に、メーカーなども担当。テーマは、営業力強化、リーダーシップ・マネジメント、評価者訓練、女性活躍、理念浸透など。特に認知心理学や行動科学をベースとした対人対応スキル向上の側面からのアプローチを用いて企画を実施。その後、出版社の教育出版物の営業責任者として医薬品業界全体へのアプローチを行う。後に、事業会社での人材開発責任者として自組織の人材育成に携わり、一人ひとりの成長と組織としての成長が不可分であることを痛感。「学習する組織」の考え方に感銘を受ける。コンサルティングファームで講師を経て、2018年よりチェンジ・エージェントに参画。

お勧めする受講者の方

本アカデミーは、社会課題に関心のある社会人全般にご参加いただけます。

社会的企業やNGOの運営に関わっている方、CSRSDGsESG、共通価値創造、コレクティブ・インパクトなどの取り組みに関わっている方には最適です。また、そうした分野での関わりを望んでいる方にも、実践に触れながら学ぶ機会です。日程的には第一部のセミナーを過去受講分を含めて2コース以上、ゼミ4回以上参加し、ゼミの間の事前準備、グループワークなど月に数時間ほどの時間を捻出できることが望ましいでしょう。

ご自身で志願されても、あるいは、経営者・人事部の推薦でいらっしゃる方でもかまいません。また、組織からの複数名の受講も有用です。

修了証の発行

アクション・ラーニング・セッション4回以上、学習する組織関連のオープンセミナー2コース以上を受講された方には、チェンジ・エージェント社より学習する組織を導くリーダーシップ 集中プログラム」修了証をお渡しします。

開催概要・募集要項

会場場所

 都内23区内)駅徒歩10分以内各会場(市ヶ谷、四ッ谷、田町など)

価格

 一括 230,000円(税別)

上述[1]社会課題解決実践ゼミ、および[2]学習する組織・社会変革関連のオープンセミナー受講(A.「システム思考トレーニング」を含む計3コース受講推奨・計2コース以上要受講)の一括費用となります。

  1. 学習する組織・社会変革関連のオープンセミナーの受講期限は、2020年3月末です。
  2. NPO職員の方(フルタイム職員に限る)は参加費の30%割引制度がございます。
  3. 100km以遠の方は遠方参加者割引制度がございます。
    https://www.change-agent.jp/news/archives/001036.html
  4. NPO割引と遠方参加者割引は併用できません。
  5. すべて2019年10月1日以降実施のセミナーのため、消費税率は10%となります。
  6. セミナー開催地までの交通費は、各自でご負担ください。

過去2年間に弊社オープンセミナーを受講された方へ

学習する組織・社会変革関連のオープンセミナーのいずれかを受講済みで、再受講を希望しない方は、当プログラムに以下の価格でお申込みいただけます。
*ただし、A.「システム思考トレーニング」については、必須受講となります。

 1コース受講済み(2コース受講) 190,000円(税別)
 2コース受講済み(1コース受講) 135,000円(税別)
 3コース受講済み(該当コース受講済のため、実践ゼミのみ受講)90,000円(税別)

割引適用あたって、以下をご留意ください。

  • 学習する組織・社会変革関連のオープンセミナーのご受講期限は、2020年3月末です。
  • NPO割引または遠距離参加割引との併用は不可です。
  • 適用にあたっては、お申込みフォームの確認事項にお答えください。
  • すべて2019年10月1日以降実施のセミナーのため、消費税率は10%となります。

詳しくは事務局 seminar@change-agent.jp までお問い合わせください。

募集人数

20人

主催

有限会社チェンジ・エージェント

お申し込み

以下のフォームより、必要事項をご記入の上、お申込みください。領収書が必要な場合は備考欄にお書き添えください。

ご入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、【受講票】をメールでお送りいたします。

(※フォームからの送信ができない場合は、大変お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の申し込み票の項目をご記入いただきメールでお送りください。)

問い合わせ

有限会社チェンジ・エージェント 担当 北見
E-mail: seminar@change-agent.jp Tel:03-5846-9660
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