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【食品事業者の方対象】11月14日サステナブル・フード・ビジネス研究会セミナー『食料安全保障危機の時代、認証制度はフードシステムのサステナビリティをどこまで改善できるか?』【終了しました】
※こちらのセミナーはお陰さまを持ちまして申し込みを終了しました。
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サステナブル・フード・ビジネス研究会 サステナビリティ・セミナー
『食料安全保障危機の時代、認証制度はフードシステムのサステナビリティをどこまで改善できるか?』
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「サステナビリティ認証を示してもお客様はなかなか買ってくれない」
「認証も乱立してどれがよいかわからない」
「みんな認証はとっているけど本当にその価値があるのだろうか?」
「認証にはコストがかかり、その配分について取引先と話がまとまらない」
「そもそも認証が何で、何のためにあるのか、店員も担当者も説明できない」
食品のサステナビリティ認証についてお悩みではないでしょうか? 認証が果たしうる役割や価値が間違いなくある一方で、その社会的な認知や活用状況はまだ不十分ともいえるでしょう。どのように使いこなせばよいか、そもそも調達戦略やマーケティング戦略でどのように活かせばよいのか、位置づけが難しいところです。本セミナーでは、食品事業者に働く皆様を対象に、食料の長期的な安定調達、すなわち食料安全保障の問題と認証制度について考えます。
私たちが日々何気なく食する食品が、環境問題や社会問題、貧困・飢餓問題を深刻化させて、巡り巡って私たちへの安定的な食料供給を脅かしているかもしれません。そうした問題への加担に無自覚でいることが、明日の私たちの食の基盤をむしばんでいるともいえるでしょう。
幸いにして、環境・社会・経済のそれぞれの側面で、よりサステナブルな農業を実践する生産者が増え始め、またサステナブルな商品を調達・購入する流通業者、加工業者も増えています。よりサステナブルな事業者の広がりは、より安定的な供給力を高め、供給力を低下させる衝撃を吸収できることにつながり、食料安全保障を改善します。新しいフードシステムを創り出す芽が世界各地で息吹いています。
問題は、私たちがどのようによりサステナブルなフードシステムの一部になるかです。解決策はあっても、サステナブルな商品とそうでない商品を見分けることができなければ、問題は増え続ける一方、解決策は十分に広げることができません。
では、消費者やバイヤー、原材料調達担当者は、どのように商品を見分け、選べばよいのでしょうか? そこで役立つのが認証です。認証システムは、認証された生産者、加工業者或いは流通業者の取り扱う商品及びプロセスについて、環境、社会、経済面で設定された基準を満たすという主張を第三者が保証する仕組みです。さらに、認証システムの中には、基準を満たすプロセスを経た商品について、認証ラベルを供するものも多くあります。消費者が最終的に選択するにあたって、この認証ラベルがあるかどうかが、購買決定を助ける手段となり得ます。
認証を受けた商品は、ここ5年ほどの間に世界で急激な伸びを見せ、商品分野によっては10%程度まで普及しているものも多く出てきています。日本でも、普及率は低いながらも、着実に広がり始めています。
本セミナーでは、世界的に認知度の高い3つの認証団体のエキスパートを招き、それぞれの認証制度のより詳しい紹介を聞き、上手な認証の使い方と、うまくいかない認証の使い方の違いについて学びます。それから、認証システムが今どのような課題に面しているか、そして、普及に向かってフードシステムを改革するには何が必要か、私たちに何ができるのか、をお聞きします。
第一部は、プレゼンテーションとパネル・ディスカッション形式で、そして第二部では、参加者による対話を交えて、プレゼンテーターたちとのより突っ込んだ議論・対話の場としていきます。(第二部は、サステナブル・フード・ビジネス研究会のセッションですが、オブザーバー参加制度がありますのでお気軽にお声がけください。)
このセミナーを通じて、食品事業者のバイヤーや原材料調達者のみなさまが、どのように認証制度を活用できるか、或いは長期に安定した調達、供給実現に向けて何を考え、今どのような施策に取り組むべきか、を考える場を目指しています。
奮ってのご参加をお待ち申し上げます。詳しい案内は下記の通りです。お申し込み・お問い合わせは、チェンジ・エージェント社(担当:岩下)infoca(アットマーク)change-agent.jpまでお寄せください。